人生最後の会社勤め(2)

2015年  06日 09:37
リサイクル事業部は中部鋼鈑の電気炉でスクラップ溶解時点に発生するカス(スラグ)を破砕してコンクリート用スラグ骨材(粗骨材・細骨材)を作り販売する業務である。この電気炉酸化スラグ骨材は平成15年6月に日本工業規格に制定され、翌年当社はJISマーク表示認定事業所の第1号を取得、「公共建築工事標準仕様書」や「港湾工事共通仕様書」にもコンクリート骨材として記載された。
この骨材の最大の特徴は比重が重い事、重量を必要とするコンクリートには最適な骨材だった。同時に放射線遮蔽、電磁波遮蔽、遮音、透磁性の特性を有していたが、物件としては量が余り無く、普通コンクリートに如何に使用してもらうかが課題であった。
議員の先生方、大学の先生方、愛知県生コンクリート工業組合、中日本高速道路公社、名古屋高速道路公社、名古屋港管理組合、名古屋港埠頭公社、国交省中部地方整備局、大日コンサルタント、太平洋セメント、各設計事務所、各ゼネコン、各生コン会社等々現在も取引関係がある為具体的人名、社名は差し控えるが、この骨材を生かした使用物件や、普通生コンにも使用する生コン会社との取引も増え、建築資材、工業製品展示会のブースにも積極的に出品、PRをした結果、一定の売り上げが確保出来るに至った。同時にスラグは韓国の大学等で研究の対象となり工場見学や勉強の為に来日、当方からも訪韓してお互いの研究内容を発表し合う間柄となった。
産廃処理、医療廃棄物処理、中部鋼鈑の構内作業と全てが順調に推移して来た事から、流石に社長も事務所の外観が気になり始め平成19年遂に新社屋の誕生となった。
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社屋の左奥に破砕工場、加工工場、倉庫 手前の道を挟んでスラグ製品置き場
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会社の正門、社長以下事務所の人達、何故か専務不在

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