新天地6

2015年  02日 12:21
平成15年2月1日から新しい生活が始まった。私はNSを退社して明徳産業に入る迄の全ての会社の退社、入社の間に1日の休みも取って無く連続勤務だ。従って失業手当を一度も貰った事がない。
結局豊橋営業所勤務となり、朝名鉄石刀駅から普通で一宮駅、7.05発の特急に乗り換え名古屋駅でやっと座れた。8時過ぎに豊橋着、駐車場から車で事務所に8時半の定刻通り出勤。
入社した時は小さな一戸建ての古い事務所だったが、一年も経たない内に明海の企業団地に立派な事務所と工場兼倉庫を建てて貰った。期待されての先行投資となるとこりゃぁ頑張る以外にないな。
明徳産業の業務内容は、本社は中部鋼鈑の設備を作ったりメンテが基本となるが、その経験を生かして愛知製鋼等の設備プラントや自社製のクレーン迄も製作していた。
私の仕事は新規開拓、まず豊橋市の商工会議所で企業調査、後は団地内の吉野石膏、フォルクスワーゲン、伊勢湾海運、花王、豊橋飼料、丸ト倉庫、豊橋造船、トステム豊橋、上組、デンソー、トヨタ紡織等々、周辺は田原市役所からフタバ産業、日新総合建材、神鋼電機、メタルテクノ神戸、愛知海運産業、トピー工業豊川、水沢機械商事、日本車両製造等々。本当に同じ営業担当でも新しい会社の営業内容が全て違うので一から勉強しなければならぬものも多く、訪問先も新しい会社が多いのでいくら口八丁の男でも随分苦労したよ。
ヤマサちくわ㈱では花田社長は面白い人でねぇ、社長室の応接間に座り込んで「ちくわ」の行商に九州まで行った設立当時の苦労話を良く聞かされた、今でもスーパーの店頭で「ヤマサのちくわ」を見ると社長の顔を思い出すんだ。
通勤の思い出は、帰りに一宮駅に降りた時、プラットフォームにお酒が飲める立ち飲み屋台があってね、普通電車に乗り換えるわずか5分の間に熱燗コップ一杯、串を1本・・500円、これが本当に美味くてね、時間に急かされながら飲む酒の味はまた格別だった。
時間が無いだけに乗る車両も丁度屋台の前で停る車両に決めていた、店のおばさんも馴れたもの、顔を見たらサッと出してくれてね、ツーカーだった。ところが毎日だし、急いで飲んでたせいか急激に糖尿の数値が上がり暫く辞めざるを得なくなった。そうなると店の前を通れなくなってね、店が階段の近くなもので裏に回ったり苦労したな。
1日の中の僅か5分だけの話だけれど、いつまでも心に残っているんだ、あのおばさんにははっきりとお別れを言っておくべきだったかなぁ。

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