徒然日誌 フジイフランソワ展

2018年  22日 11:18
〇 先日妻に誘われるままに三岸節子記念美術館で開催中のフジイフランソワ展「はなからさらさらきにならぬ」を鑑賞した。妻も別にこの展示会を見たくて誘ったのではなく、天気も良いのでどこかに行きたかったのが本音のようだ。実は私もフジイフランソワとはどんな画家かも知らなかったし、名前からして二世かなと思った位だ。

 入場料の500円は老人だからと無料、受付で貰った資料を手に会場に入ると正面に花の木の日本画、写真を撮ろうとしたら係りの人に撮影禁止と告げられた。最初に見る限り第一印象は、美しい正統派の日本画だな、色合いも江戸時代の若冲とか応挙に似た所もあるな、構図もいいなと思いながら詳細に見て行くと全ての絵に怪しい表現がなされている。実はこの花も髑髏で描かれていたんだ。

 絵は植物、動物、道具類や和菓子に一筆もののけが描き込まれ、ひいては骸骨や精霊までが描かれている。例えば遠くで見ると白い花が咲き乱れているが花は全て髑髏であったり、鹿の角から木が生えた絵であったり、しだれ柳かと思えば小さな蛙が繋がっていたり、美しい日本画でありながら独特のユーモア、遊び心満載の絵である。

 「極楽温泉郷」と言う絵には動物や妖怪が手ぬぐいを頭に載せて湯に入り、骸骨がタオルで前を隠しながら湯から上がっていたりしているが、嫌味は無い。係員に尋ねると日本の伝統文化を愛する純粋の日本女性との事、帰ってネットで調べても静岡生まれで現在名古屋在住としか記されていない。

 使用している画材も日本画材、鉛筆以外にルイボスティーと言う南アフリカ産の不老長寿のお茶と言われる茶色が、全ての絵に使われていると書いてあるが良く判らない。何故この様に日本画の上手な人がと思うが、恐らく今の画壇において模倣じゃなく注目される手段として、敢えて奇抜な絵を描いているのではないだろうか。初めて観た絵だったが勉強にはなったな。
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 三岸節子記念美術館               フジイフランソワ展パンフレット

〇 冬季五輪メダル獲得11個の新記録、しかも金メダルで新記録を飾った。スピードスケート女子団体追い抜きの高木姉妹、佐藤、菊池の4人だ。3人の統制の取れた滑走スタイルは見ていても惚れ惚れしたね。

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