徒然日誌  大相撲秋場所に一言

2017年  15日 05:35
〇 大相撲秋場所は当初から波乱含みだ。まず折角4横綱でありながら3横綱の休場から波乱は始まった。稀勢の里、鶴竜は名古屋場所の途中休場から引き続いての休場、白鵬は体調が万全で無く休場したが、先に2横綱の休場が決まっていただけに、責任感の強い彼としては出場したかっただろうと思うが、横綱は常に体調を万全にし簡単に負ける訳にいかない事が良く判っているだけに、意を決して休場に踏み切ったのだと思う。

 鶴竜は兎も角として稀勢の里は横綱と言う地位を未だ良く理解していなかったのではないか。怪我の状態が芳しくないまま先場所出場して途中休場した。出場するからには体調万全である事が横綱としての義務であり、簡単に負けるようでは横綱としての権威が無くなると言う責任感が不足していたのではないか。怪我をしているから仕方が無いとの甘えがあったのではないのか。

 横綱は地位が下がる心配は無いのだから、何場所休場しても怪我を完全に治す事が最優先である。その代わり出場する以上、体は万全であるべきなのだから、次に簡単に負けたり又途中休場する様な事になったら、引退を考え無ければならない位、甘えられない地位なのだ。

 昔、千代の山と言う横綱が成績不振を理由に大関に落として欲しいと申し出た事があった。勿論聞き入れられるはずもなく、彼はその後努力して大横綱となり、引退して親方になってからは千代の富士を育て上げた。横綱は好成績が当然であるから、横綱になった日から常に引退を頭に入れてながら日々修行に励む事になるのだ。

 秋場所1横綱となった日馬富士は3日目、立会に手をつかずに立った琴奨菊の勝ちを認めた一定性の無いない審判の不手際もあってからか、以降3連敗を喫し苦戦を強いられている。私は当初満身創痍の彼の方が休場するのではないかと思っていたが、3横綱休場で休める状況では無くなってしまったのだろう。だが本当に体調に問題があるのであれば休んでも良い、いや今回、後で述べる様に協会に反省を促す為にも休むべきだと私は考える。横綱不在となれば興業的にも問題があるだろうが、体調万全の時ですら一人横綱は精神的にも負担が大きいと聞く。体調不良であれば尚更である。

 今場所横綱3人以外にも幕内で4人が休場し、合計7人休場とは人気が回復してきた所だけに、協会としては大きな痛手となっているが、出場者の中にも不安要素を抱えた力士が未だ何人か居そうである。利益の為に無理な興業を増やし力士に負担をかけている事に、協会として大いに反省すべき点があるのではないか。

 昔は「一年を10日で暮らす良い男」と言われた関取が現在年6場所・90日間の激闘、しかも年々地方巡業場所迄増えている。これでは怪我をしても満足に治療に専念する事も出来ず、無理を重ねて折角の逸材を短命で終わらせる事にも為り兼ねない。体重も昔に比べれば数段増えており、これが怪我の増えた要因でもある。人気に溺れる事無く、今こそ改革の必要があるのではないだろうか。若手の台頭、活躍の話もしたいが又次の機会にしよう。
 今後この4横綱の土俵入りが同時に見られる場所があるのだろうか
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白鵬         日馬富士         稀勢の里            鶴竜

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