オリンピック夜話②

2016年  26日 14:34
今回のオリンピックでは金12銀8銅21合わせて41個のメダルを獲得したのはご承知の通りだが、夫々のメダルにも初めての獲得、何10年振りの獲得等の努力の結果が、総数として新記録となったのは喜ばしい事である。

体格的にハンディがある競技、努力さえすれば対等に戦える競技と区別すると、体重別でクラス分けされたレスリング、柔道等は日本人向きであり、陸上はやはり体力的に最初から日本人には厳しい競技が多い。従ってそのハンディを乗り越えて銀メダルを得た陸上男子400mリレー、銅メダルのカヌースラローム男子カナディアンシングルは特に素晴らしいと思う。

金銀銅と言うのは世界の1、2、3位なんだ。極端な話で世界総人口約73億5千万人の中の1,2,3位とは素晴らしい事なんだ。オリンピックは個人競技と団体競技、全てが国の代表としての競技だが、最終的には各国の獲得メダル数が競われ、メダルを獲得する事が政治にも影響を与えると考える国が現れて、純粋なスポーツの祭典から離れて行きつつあるのは悲しい事だ。

特に禁止薬物を使用するドーピング問題、国が後押ししてのドーピングでオリンピックを含む凡ゆる競技大会から締め出されたロシア陸上界の最近の出来事から、北京オリンピックのメダル獲得者の中にも中国を筆頭にドーピング違反者がかなりの数で居た事が判りその処置を検討中との話もある。

純粋な国対抗のスポーツ競技大会の趣旨を離れ、メダル数を争う為の色々な手段、方策が考えられている。薬物問題以外にはその競技に強い国の選手を自国に引き入れて国籍を取らせ国の代表として競技に送り込む事等だ。

今回もドイツ卓球代表には中国人が入っていたが、問題は国籍を取得さえすれば、その国の代表となれる事が安易に出来る事自体が今後問題になるのではないだろうか。身近な話では芸人の猫ひろしがオリンピックのマラソンに出たい一心で何年にも亘ってカンボジアの国籍取得に奮闘し、念願叶って今回出場してビリ2の139位、これは国策と言うより本人の気持ちが優ってのご愛嬌だが、これが出来ると言う所に問題がある。

国として勝つ為の対策として何らかの報酬を準備し、オリンピック出場に間に合う様に強国から選手を輸入し国籍を取らせる、そして終われば元の国に返せばいい。代表の人数が国として限られていれば、本人も出たいと思えば自分の意思ででも協力するだろう。これを世界各国が行う様になったら、例えば陸上100m決勝で9人が全員ジャマイカ人で国籍は夫々9カ国と言う笑い話みたいな事もありえないとは言えないだろうし、それでも勝った国の国民は両手を上げて喜ぶだろうか? 

7人制ラグビー日本代表の事もあり続きは明日にする。

2016_0825入丸八幡0021  2016_0825入丸八幡0024

COMMENT 1

-  2016, 08. 26 [Fri] 15:47

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

編集 | 返信 |