私の生涯日誌 その190

2016年  09日 10:20
私の仕事は最初に入社した時の一匹狼的な営業から、新しい事務所でのリサイクル事業部の部長として部の採算を考える立場となった。部の損益で見直す必要のある問題点は中部鋼鈑と毎年更新するスラグ処理単価が、数量が大きいだけに採算に大きく影響すると言う事だった。

社長の話によるとスラグ処理において今迄に8億強の累積赤字があると言う。何故処理単価の値上げを交渉してないかと思ったが実行しているけれど承認して貰えないとの話。私は昔からこの様な交渉が大好きで社長にお願いして担当を代わらせて貰った。

相手は中部鋼鈑の購買、日鉄商事時代から良く相手の気質ややり方は理解しているつもりだ。過去の資料を纏めて質疑の中での回答にミスの無い準備をして交渉に臨む、値上げしてもらえなければやっていけない実情の説明から赤字の累積の現状を述べて交渉が始まった。こう言われたら間髪を入れずこう答える事から相手も次第に折れて来て、最初の話し合いでは申し入れの半額を受け入れて貰い来年に全額受け入れるとの約束を取りつけた。その内容は社長に報告の上了解を得て契約となった。

購買部長に今迄何故値上げをしてくれなかったかの抗議に対し、我社からの強い要求が無かったからとの返事。弱い相手に対する常套手段だね。私も年齢を経て私が中部の担当になった時に比べ、当時担当者だった者も既に役職者になっており色々な面でやり易かったのも事実だ。この単価交渉でリサイクル事業部と中部鋼鈑内の我が社の事業所の採算が取れる様になると、スラグ骨材の利益は追求せずただ消化する事に重点をおいて経費だけの価格で販売を進める事が出来たのは大きかったね。

星野社長が全幅の信頼をもって私に全ての交渉を任せてくれた事がこの交渉の成功であり、その後の交渉も全て上手くいったが大切な事は最終決定は必ず社長に決めて貰う事であり、途中経過の報告が大切なことである。今日は私の自慢話になってしまったが、私が言いたい話はあの新年会での叱咤叱咤の社長が、ここ数年で温厚になり何事にも話を良く聞く理想的な社長になった事を伝えたかったんだ。

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COMMENT 2

ひろし  2016, 08. 10 [Wed] 07:53

ご無沙汰しております。CKとの価格交渉の経緯について現役時代は、一言もお話になりませんでした、さすがですね、交渉事で、一番大切なことは、位負けしない事。
城谷さんの真骨頂を発揮された数ある会社人生の一こまですね。会社の浮沈を掛けた迫力ある交渉場面ではどんな顔してお話されたのかなあ?

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エースの城  2016, 08. 10 [Wed] 10:27

To ひろしさん

久しぶりのコメント有難う
ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う、居ましたねぇこう言う人。交渉では上祐さんと似ていたかも。前任を誰か言わなかったけれど、専務に言われましたね、「私も同じ事を言っていたけどなんでJOさんの言うことはきくのかなぁ」・・違うって微妙な押しと引き、間髪を入れないタイミング・・・こんなのが交渉の一番大切な事だと判ってないと思う。専務には言えなかったけれどね。

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