私の生涯日誌 その93

2016年  07日 10:17
主要取引先の一つに日本自動販売㈱(現在アペックス)がある。読んで字の如く、自動販売機に依る中身商品の販売会社であり副業としてレストランを経営している。本社は愛知県大府市が本来の創立本社であり、拠点として東京、大阪に本社を置いている。社名を㈱アペックスに改称したのは昭和59年、その3年前には業界初のカップ式自動販売機を発表している。

同社に対して機材課は最近台湾の業者に身売りをしたシャープクボタの自販機を販売していた。確か50回の分割手形契約で50ヶ月の分割回収条件の金利を当初計算し、分割製品代に金利の分割分を加算して50枚の手形とする。結構一回の取引台数も大きく、新製品開発毎に入れ替える事もあり大きな取引となって行った、確か債権は10億円に達していたと思う。

計上の仕方は本社の指示通り、金利を含めた一括売り上げとなる為、表面的にはその時点では膨大な金利分も一時的には差益に見える。実質はその金利分は毎月マイナス計上となって行く。

この取引が決まった月は一見膨大な利益が発生したように見える為、加野支店長は大喜び「JO君、JO君」と肩を抱かんばかりのお褒めの言葉、これは後でマイナスとして計上されるので純粋な利益では無いといくら説明しても理解してくれない、有頂天になっている時は駄目なんだ。

売上が続いている時は表面上には見えてないけれど、次第に毎月の金利分が重なってくると当然判って来るよね。だけど本当に支店長が理解したのは随分後のことでね、褒めてた事に腹が立つのか急に態度が冷たくなったんだ。私はきちんと説明していたんだし理解出来なかった自分が悪いんだろ。海軍兵学校の最後の卒業生だったが、終わりの方になると余り優秀な生徒では無かったのかな。

数年後にアペックスとの取引は日鉄リースに譲渡される事になった。契約形態がリース契約みたいなものだと言うのが譲渡理由だった。機材課として大きな取引の一つが消えた、楠支店長の時代に入っていたかな。

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海兵の制服かどうか判らない。「澎湃寄する海原の 大波くだけ散るところ・・・」気持ちは江田島健児と言う所か。

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