私の生涯日誌 その29

2016年  18日 09:01
高校1年の冬だったかな、早苗が深刻な顔をして告白したい事があると言う。一瞬何の事かとドキッとしたが、自分が昭和12年生まれの1年年上である事、中国からの引揚げや折尾に着いてからの手続きの遅れで、自分たち姉妹は1年遅れになってしまったと言う事をポツリポツリと話し始めた。

なんだそんな事かと思ったが本人は随分悩んでいたようだ。私も4年近く付き合っていたけれど、誰も知らなかったのじゃないかな、言われない限り判らないしね。一歳年上の嫁さんは金の草鞋を履いてでも探せなんて言葉はその頃は未だ知らないよ。

その時だったと思う、将来結婚する事を明確に伝えた上で、結婚する以上大学に行く必要は無いので余り勉強しなくていいよと言ったんだな。実は早苗も結構成績が良くて、学校はテストの成績を30位迄廊下に張り出すのだが、一度負けた事があったんだ。これはいかん、嫁になる者が亭主より成績が上位などあってはならない事だと言う気持ちもあって釘を刺したんだな。ちぃせぇちぃせぇ、今考えるとお恥ずかしいよ。

私も一年生のテストの成績は未だ良い方でね、1学期中間:1位/365人中、期末: 2/369  2学期中間: 14/364、期末: 3/364 3学期中間: 5/364、期末: 12/366。 2年生になるとクラス編成で進学クラスと一般クラスと別れる事にもなっていたので、早苗には進学クラスに入らなくても良いよと言う意味も含めてだよ。

通知表は5~1の数字表示で、分母を5点満点で計算すると国語:60/60、社会:39/40、数学:40/40、理科:35/35、書道:43/45、保健体育:69/70、英語:60/60と、評価85項目で5評価が81、4評価が4と極めて優秀であった。3年生の時の成績も正直に言うからさ、成績が良かったここ迄を自慢させてくれよ、これがピークだったんだからさ。

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これも青春ドラマの一コマだね。こんな田舎だったんで二人は結ばれたけれど、都会だったらスカウトされて運命も変わっていたかも知れないなぁ。

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引揚げ時の中華民国のコインと紙幣。紙幣は役に立たなかったが壱圓銀貨は価値があったようで、一枚で鶏が何羽も買えたので引揚げ時には大変助かったそうだ。日本に着くと米軍が身体検査をしてお金等は没収されたそうだが、自分はその時大声で泣きだしたので見逃して貰え、これがその時隠していたお金だそうだ。壱圓銀貨はもう何枚かあったが、日高君とかに友情の印だとか言ってプレゼントしたのを覚えている。これ売れるかな。







COMMENT 2

ひろし  2016, 01. 18 [Mon] 09:17

NoTitle

実は、小生も終戦前のS18年に引き上げたらしいが記憶には無い。出生届けには、清津府と記録されいる。今で言う北朝鮮だ、人生のドラマは戦争によって色々だなあ。でも無事に帰国できた事は感謝したい。

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エースの城  2016, 01. 18 [Mon] 11:22

NoTitle

ひろし君 コメント有難う
皆苦労してるんだ。そう言えば君は多少日本人離れした所があるが大丈夫かね。実を言うと私の家内は、母親と兄貴と姉はそっくりなのに、一人顔が違うので疑った事があるけどね。親父さん浮気してなかったかとね。一笑されたよ。

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